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劉連仁氏が帰国にあたった声明書

私は三団体連絡事務所の御援助により、明日東京港を出航する白山丸で帰国することとなりました。去る二月九日下山以来、私は北海道と東京に於いて、日本各 地の友人と僑胞から多くの暖い同情と慰問をいただきました。私はこれらの暖い厚意に心からのお礼を申し上げます。

私が下山してから今日まで、日本政府の岸内閣はただ沈黙をまもって来ましたが、これは絶対にゆるすことができません。私は昨日、日本政府の内閣官房長官愛 知揆一から一通の手紙を受けとりました。愛知官房長官はこの手紙の中でも、日本当局が私を不法に拉致し、虐待した、厳然たる事実を認めようとしておりませ んが、これは旧い国際的犯罪をかくそうとして、新しい国際的犯罪をおかしているものであります。私はここに重ねて岸内閣が追うべき責任を負わない態度を強 く非難するものであります。

私は帰国した後は戦争に反対し、中日両国民の友好のために闘う決心であります。私はまた、日本の友人がよせられた暖い友情を決して忘れないでありましょ う。しかし私はあくまでも日本政府の責任を追求するものであり、私の日本政府に対する賠償を含む一切の請求権は、将来中華人民共和国政府を通じて行使する まで、これを留保するものであります。
一九五八年四月九日 劉連仁

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