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日本の人間性と良心の発現―新潟地方裁判所の3月26日判决に思う

2004年3月26日午後、日本の新潟地方裁判所の片野悟好裁判官は、落ち着いた口調で、被告である日本国と新潟リンコーコーポレーションが、共同して中 国の強制連行被害者および遺族あわせて12 人の原告に対して、損害賠償の法律的責任を負うよう厳粛に判決を言い渡した。

この判决は司法文書の形式で、被告が当時中国の強制連行被害者に行った不法行為を詳細に認定し、簡潔な言葉で、被告の様々な人道に反する不法行為を一つ一 つ列挙し、被告日本国及び企業が敗戦後に不法行為を覆い隠そうとした具体的な不誠実なやり方を明確に指摘し、このことから被告の行為が中国被害者が訴える 権利を行使することを甚だしく妨害したと指摘した。

新潟地方裁判所の3月26日判决と札幌地方裁判所の3月23日判决は、扱ったのは同様の法律事実であったのに、この二つの判决書は日本の裁判官の全く相異なった人格を示すものとなった。

札幌地方裁判所の裁判官は判决において、曖昧な言葉で、被告が当時中国強制連行被害者に対しておこなった「加害事実」をわずかばかり当たり障りのない言葉 で述べただけで、「不法行為」という言葉ですら判决において使う勇気がなかった。しかし被告の責任を逃れさせることは、極めて果敢に述べている。

新潟地方裁判所の片野悟好裁判官、大田武聖裁判官と佐藤康憲裁判官は、真の法律家の人格と勇気を以て、正確に法律を実践し、公平、誠実な態度でその悲惨な歴史事実を正視し、被告が法律責任を負うことを判決した。

三日の内に、同様の事実を扱った二つの判決書が、世間に示されたが、いずれが優れいずれが劣るか、誰の目にも明らかである。私たちは法律を正しく実践しようとする勇気を示した新潟地方裁判所の本件の三人の裁判官の人格に敬服する。

中国戦争被害者は自らの合法権益を守り、人としての尊厳を守るため、日本国内の裁判所ですでに多くの裁判をおこしている。これまでの裁判所の判決の結果か ら思えるのは、この裁判は中国被害者が人権を守る訴訟であるばかりでなく、また日本の国と日本の司法界の人間性を問う訴訟であり、同時にまた日本国が本当 に平和を愛し、人権を尊重しているのかどうかをしめす良い機会をあたえているのである。

私は一人の中国弁護士として、上述の裁判に参与する過程において、一部の日本の弁護士と日本国民の正義と良識をはっきりと感じているが、そのような実際の行動が多くの中国の人々の信任をかちとり、同時にまた中日友好の架け橋を強固なものにしていくのである。

康健中国弁護士
2004年3月28

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