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「負けてたまるか!」――新潟高裁訴訟の結審と判決にあたって

 10月30日、午後1時半から4時まで、東京高裁101号法廷での結審弁論が熱っぽく展開されました。原告側の弁護士の当事者席と代理人席の30席も、傍聴席約100人の席も満杯、最初に、正義の判決を求める日本や中国、カナダ等の第一次の署名簿約7万人分と団体署名約700団体分を積み上げて紹介し、裁判官の決意を迫る弁論に入りました。特に、中国から90人の被害者や遺族が来日してきた中国国内の支援運動の盛り上がりを裁判官に伝え、被告側の国と企業(リンコーコーポレーション)を圧倒しました。

原告の張連信、遺族の張一憲、劉立は、あらためて強制連行当時の実情と強制労働のひどさを訴え、亡くなった父親が遺志を引き継いで最後まで闘ってくれるように言い残した言葉を伝えました。また康健弁護士は、13億人の中国人を代表し、日本の裁判所が歴史の真実に向かい合い、世界に恥じない判決をするように訴えました。

続いて、代理人弁護士が、新潟から中村洋二郎、大澤、土屋、金子の各弁護士が訴えた後、東京からは高橋融弁護士が、国や企業の弁解は国際的には通用しないことを述べ、松岡弁護士が福岡訴訟の経験を踏まえて、裁判官の勇気が正義の判決を決する問題であることを訴え、安達修一弁護士が広島高裁の判決を踏まえて、新潟地裁判決の正しさを引き継いでの勝訴判決を強く要請しました。そして最後に小野寺弁護士による、裁判官の勇気と決断を求める感動的な弁論で締めくくりました。法廷内は何度も拍手が起こりましたが、裁判長は止めることもせず、弁論は終結しました。

そして、裁判長は、来年(2007年)3月14日午後2時に判決を言い渡すことを宣言し、緊迫した結審となったのです。

このところ不当な判決が続くなか、国と企業の双方に勝訴させた新潟地裁判決に対して、国と企業は覆そうと必死です。それだけに新潟判決を守れという全国の弁護団や支援団体の方々の応援も熱いものがありました。

強制連行事件の判決はどこの判決でも、国と企業の共同不法行為の事実を認めているのに、時効や除斥、国家無答責などの形式論で誤魔化す(それはまさに誤魔化しです)ことが許されるのでしょうか。人間としても許されず、世界の恥さらしです。こんなものをまかり通らせていたら、日本の民主主義と正義と良心の死滅です。

負けてたまるか!3月14日を目指して、一層熱い御支援を!!
(新潟訴訟弁護団長 中村 洋二郎)

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