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最高裁の決定に対する弁護団の見解

北海道訴訟弁護団が最高裁へ上告理由書、上告受理申立理由書を提出したのは、2008年2月29日のことである。それは、最高裁が昨年西松訴訟判決 で行った請求権放棄論に対する反論のみならず、これまでの強制連行事件において議論されてきた様々な論点に渡り、詳細な論述を行って最高裁に検討を促すも のであった。

ところが、最高裁は、書面提出後わずか数ヶ月のこの時期に、上告棄却、上告受理申立却下との判断を下したのである。本件のような重大事件で、かつ論点も多 岐にわたる事件について、このような短期間での判決を行うことは、我々の提起した問いに全く応えようとしない姿勢を示すものである。

最高裁が西松事件で下した請求権放棄論は、国際的には到底受け入れがたい論理であり、破綻していると言わざるを得ないものである。このような論理を、最高裁の権威で押しつけようとすることを我々は容認できない。

強 制連行事件で中国人らが受けた被害・残虐はもはや動かし難い事実であり、日本政府がこれに正面から立ち向かう必要はますます大きくなっている。最高裁がこ のような理不尽な対応をとることで事件が沈静化し風化すると考えているとすれば、それは大きな間違いである。被害を受けた中国人は、この訴訟を提起した者 だけではない。何万という被害者がいるのであり、彼らは被害の事実を忘れてはいないのである。

北海道では、今年中に新たな中国人強制連行事件の訴訟を提起すべく準備を進めている。最高裁が態度を改め、日本政府が真剣な対応をするまで、このような動きが止まることはないと知るべきである。

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