Home > チチハル事件訴訟 > | チチハル8・4被害者を支援する会 > | 東京 > | 遺棄毒ガス訴訟 > 遺棄毒ガスチチハル事件裁判第4回公判が開かれました。

遺棄毒ガスチチハル事件裁判第4回公判が開かれました。

原告・牛海英さんの陳述にさきだって、富永弁護士から、国の責任についての弁論がありました。このチチハル事件の毒ガス缶は旧日本軍のものだと被告・国は認めています。ところが、地下に埋められていたので、国は調査をしても埋めた場所を特定できないので、責任はない、という主張をしています。これに真っ向から反論したものが富永弁護士の論点です。


日本軍は毒ガスが人体に甚大な被害を与えることを知っており(だから戦争で卑怯な武器として開発した)これを記録しておくことは「捨てる」ものの義務だということです。そしてこの記録を順次、次の担当者に引き継いでいくことが国の義務であり、これを怠った責任は大きい、というべきです。


この「記録化義務」というべきものは判例があります。

2000年8月30日に横須賀市内の旧海軍実習所跡地の地表から約2.4mの地下に埋められていた爆雷がスクラップ工場で裁断処理中に爆発した、という事件です。この事件に対して、一審の裁判所は「国は爆雷がこの土地に埋設されている事実あるいは埋設されている可能性があることを窺わせる事情を記録しておきさえすれば、その危険性を知らせることができた。国の責任はまぬがれない」と判示したのです。これは二審でも維持され、最高裁でも国の上告申し立ては認められず、判決として確定しています。


この判例にしたがえば、チチハルの毒ガス事件でも、軍(国)の担当者が記録して、引き継いでいけばよいのに、それを怠った国に「記録化義務」違反があった、責任は免れない、というものです。記録するどころか、資料を捨てたり、隠蔽するのに躍起となっていたわけですから、この事件の責任は大きい、というわけです。

 次回期日は6月23日(月)午後4時から、となりました。(編集部)

Home > チチハル事件訴訟 > | チチハル8・4被害者を支援する会 > | 東京 > | 遺棄毒ガス訴訟 > 遺棄毒ガスチチハル事件裁判第4回公判が開かれました。

検索
解決へ向けた取り組み
おすすめ書籍

Return to page top