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東京高裁判決概要

4月19日,東京高等裁判所第4民事部(門口正人裁判長)は,731部隊・南京虐殺・無差別爆撃控訴審事件において、控訴人らの請求を棄却する不当な判決 を下しました。加害・被害事実については、一審の事実認定は削除しなかったものの、新たな事実認定は一切なく、法律論に終始し、その判断についても国側の 主張をそのまま無批判に受け入れるという何ら評価に値しないほどい判決でした。門口正人裁判長は、裁判官面会の際に、「事実に肉迫する。」などと発言して おりましたが、その場限りの無責任な発言であったことがはっきりしました。

当日は、敬蘭芝さんとその娘さん、亡李秀英さんの娘さんらが参加しておりましたが、この判決によるショックは図り知れないものがあります。弁護団も非常に悔しい思いで一杯でした。

この裁判の一審判決は、日中戦争について「その当時においてすら見るべき大義名分なく、かつ、十分な将来展望もないまま、独断的かつ場当たり的に展開拡大 推進されたもので、中国及び中国国民に対する弁解の余地のない帝国主義的、植民地主義的意図に基づく侵略行為にほかならず」 「我が国の侵略占領行為及び これに派生する各種の非人道的な行為が長期間にわたって続くことになり、これによって多数の中国国民に甚大な戦争被害を及ぼしたことは、疑う余地のない歴 史的事実というべきであり」「この点について、我が国が真摯に中国国民に対して謝罪すべきであ」り、「日中間の現在及び将来にわたる友好関係と平和を維持 発展させるに際して、相互の国民感情ないし民族感情の宥和を図るべく、我が国が更に最大限の配慮をすべきことはいうまでもないところである。」と判示して いました。控訴審でもこの判示を削除することはできませんでした。

弁護団は,この事件について直ちに上告します。しかし、上告審の判断を待つまでもなく、日本政府は、この問題を含む日中間の戦争犯罪被害の被害者に対し、 真摯な謝罪と賠償を行うべきです。日本政府にかかる解決を促すためにも、一審判決が認定したこの悲惨な事実をまだ知らない多くの日本人に対して知らせてい くことが我々の役割だと思います。これからも原告と共に真の解決を目指して闘い続けましょう。

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