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731部隊・南京大虐殺・無差別爆撃事件」訴訟結審で8人の弁護士が弁論を展開

弁護士 笹本潤(1998年12月22日)

(1998年)12月2日、東京地方裁判所一〇三号法廷で、731部隊・南京大虐殺・無差別爆撃事件の訴訟の原告側最終弁論が行われました。

この訴訟が一連の中国戦後補償裁判のなかで一番最初に判決を迎えることになります。

傍聴席もほぼ満員になり、原告側は八人の弁護士が一時間半という枠を目一杯使って弁論が行われました。

まず及川信夫弁護士からこの訴訟の意義が語られ、兵頭進弁護士からはフィリピン慰安婦判決にも触れながら本件の被害の実態が感極まって語られました。法律 論では、加藤文也弁護士からは国際公法上の法的根拠について、穂積剛弁護士が国際私法上の法的根拠について、中野比登志弁護士からは中国法の内容につい て、南典男弁護士からは時効除斥にかからないことが語られました。裁判官もうなずきながらよく聞いていました。穂積弁護士が国側の学者意見書のいい加減さ を本を示しながら訴えると国側も構えるように聞き入っていました。

最後に尾山宏弁護団長がまとめとして、先日の旧日本軍の捕虜になったイギリス人が訴えて損害賠償請求が認められなかった判決の際に、原告のイギリス人が訴 えた「日本の裁判には正義はないのか」という言葉を引用して、裁判所に対して、事実を直視すること、事実に即した法律の解釈をすることを強く訴えました。 今度は裁判長は悩んでいるような表情さえ見せました。

判決の期日については、国側が書面の提出を遅らせたため来年(1999年)の2月10日にもう一度弁論期日が入ることになり、そのため当初3月くらいに予定されていた判決日が、五月か六月にずれ込むことになりました。

判決に向けてさらに世論を広げ裁判所に勇気ある判決を書かせるようがんばっていきましょう。

  • 及川信夫(はじめに)
  • 兵頭進(被害及び損害について)
  • 加藤文也(国際公法について。この文のまとめは山田勝彦弁護士)
  • 穂積剛(国際私法)について
  • 中野比登志(中国法について)
  • 南典男(時効・除斥について)
  • 川上詩朗(国家無答責について)
  • 尾山宏(おわりに)

(弁論順)

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