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海南島訪問記~海南島戦時性暴力被害訴訟~

 精神科医.野田正顕先生の海南島での聞取り調査に同行させて頂きました。海南島は漢民族・黎族・苗族・回族などの人々が暮し、少数民族の独自言語とは別に海南語が広く話されています。原告女性6人中5人が黎族で1人は苗族です。

成田から6時間余で着く最南端の都市三亜は、椰子が立ち並び湿った熱い風が吹くまさに南国。周辺には回教寺院も見えます。リゾート開発が進み、本土の富裕層を対象に大量の高級ホテルやマンションが建造されています。聞き取りは一日に2人ずつ3日間に渡って行われました。聞取りを行ったホテルは大きな改装工事の最中で、6人中4人の方の聞取りは壁を壊す工事の音が鳴り響く劣悪な条件下で行われました。2重通訳の困難がありながらも、原告の方は涙を拭いながら懸命に話されていました。彼女達は大きな期待を裁判に寄せているようでした。送り届けるために訪れた村々は、一様に長閑で美しい所でした。

街から遠くはなれた細い一本道を車に揺られて行くと、広い水田に水牛が放し飼いにされています。海南島では稲作は三期作なのだそうです。豚や鶏が自由に放し飼いにされており、携帯の電波も届き、テレビ用のパラボナアンテナがついた屋根もあります。村に戻ったおばあさん達は、それまでにない穏やかな笑顔をみせていました。様々な熱帯の果実が実っており、私達ももぎたてのココナッツでもてなして貰いました。後で通訳の陳さんが教えてくれたのですが、以前に日本の弁護士と法学部の先生、学生達がおばあさん達を訪ねてきたおり、"古着、使い古しの化粧品、羽根の欠けた硝子の天使像"など、ゴミのようなものが、お土産として渡されたそうです。「日本では贈り物として古着を送ったりしないだろう。どうして私達に要らないものをプレゼントするのか...法律を勉強するような頭の良い人達なのに、おばあさんは化粧品など使わないということすらわからないのか...」と、彼女達は感じたのだそうです。そんな贈り物を受け取り自分が対等に扱われていないと感じることは、どれだけのショックだったのでしょうか。(北原)

※海南島裁判は、次回9月25日(火)10:00から弁論を予定しています。また、10月18日には、野田正彰さんの証人尋問も実現する可能性が高くなってきました。どういう形が被害者の方々に望ましい支援なのかを考えながら、応援していきましょう!

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