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平頂山事件の背景を探る ~第五回平頂山国際シンポジウム~

 

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 今回で第五回となる平頂山シンポジウムは、撫順駅前のホテルの会議室で9月20日に行われました。
 中国側の報告は4本でした。①黒竜江省社会科学院歴史研究所の王希亮さんが日本の政変についての見方を述べました。新しい民主党政権に期待はあるが、民主党の中には、戦争肯定派、台湾派がいて、楽観はできないというものです。②撫順社会科学研究所の傳波さんから「1930年代の国際連盟の役割」についてと題する長い報告です。国際連盟は日本帝国主義の暴走を止められなかった、ということが中心でした。そして平頂山事件でも日本の政府は責任をとっていない、と述べました。これについては井上さん「国連は中国にプラスになっていないというが、日本が国連を脱退したことで、日本が国際的に孤立していったのは事実だし、918事件に対して当時の国民党政府が不抵抗政策をとったことは関係ないのか」と意見を述べました。
 そして、③遼寧省九一八戦争研究会の謄洪閣さんから「日本軍の東北侵略に関する文物研究」と題する報告、④平頂山事件撫順市声援団の李幸俊さんから、声援団の活動の紹介がありました。
 日本側のレポートは5本です。①井上久士さんから「平頂山事件と歴史研究」と題する報告がありました。平頂山事件をひきおこした当時の日本人の中国人蔑視感がどう形成されてきて、事件に影響を与えたかを述べ、次に南京事件は戦闘の中で捕虜になったものの虐殺がはじめにあったが、平頂山事件は純然たる住民虐殺ということで、事件によってその性質を考えなければならない、という報告でした。井上報告には、中国側から、事件は中国人蔑視感だけではなく、日本政府の指示があったことを強調すべきだ、南京虐殺は一番多数の死者は市民であり、捕虜ではない、と反論がありましたが、王希亮氏からは侵略者の心理とか、南京虐殺はハーグ条約を破ったことなど井上さんは新しい見解を提起された、と賛同する意見もあり、シンポジウムらしい議論となりました。②川上詩朗さんの「世界の住民虐殺と歴史和解」という報告がありました。ドイツの例をあげ、和解の意味、ドイツではどういうプロセスで歴史和解がすすめられたかを紹介しました。この中で平頂山事件の解決の方途を探ろうというものです。
 その後③大谷猛夫さんの「平和と教育問題」、④福田和夫さんの「平頂山事件についての日本の市民運動」、⑤山田勝彦弁護士の「平頂山事件の解決にむけて」の報告がおこなわれました。

 

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