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京都大江山訴訟報告

3月22日、午後1時30分に開廷し、冒頭、控訴人の補佐人である康健弁護士からの意見陳述がなされました。康健弁護士は、「被害者本人への残酷な虐待と酷使、さらには一家の働き手を奪われた家族の心労と悲劇を事実で示し、一審判決も明確に認めたことを否定できないにもかかわらず、加害者としての謝罪も賠償も否定する日本政府は文明社会の規範を投げ捨てている」と厳しく指摘し、これは「狭い民族主義からでなく、また復讐のためでもない、日本政府が歴史を尊重し、人権を尊重するかどうかの試金石ともなる」として、被控訴人・国の主張する国家無答責の存在を、他国で犯した罪にまで及ぼそうとする不道徳、不正義を追及しました。そして、勇気をもって戦争犯罪に対処したドイツの例をあげ、国際的な正しい道を日本も歩むように求めました。

このあと、畑中弁護団長は、「法解釈とその適用について歴史認識を欠くならば、法律家としての責任を放棄するものだ」として過去の判決を批判し、この控訴審の判決は21世紀の日本の大計を左右する意義をもっている、と発言されました。

さらに、被害論については今春弁護士から、安全配慮義務の観点からは軍需会社の国家管理による責任を渡辺弁護士から、国家無答責批判は藤浦弁護士から、除斥期間については小林弁護士から、除斥期間と正義・公平の実定法上の根拠は山下弁護士から、請求権放棄論批判とまとめは石川弁護士から、それぞれ意見陳述があり、充実した弁論がされました。これに被控訴人・国側は一言も反論できないまま、次回9月27日午後1時15分判決言渡の旨を、裁判長から告げられました。

この日の傍聴席は35名。法廷のあとプロボノセンターに移動し、報告集会と意見交換を行ないました。康健さんからは支援の皆さんへのお礼の言葉もあり、参加者からは「法廷での弁論は非常によかった。このことはもっと広く知ってもらわねば」等々話がはずみ、あと半年たらずの間、どう有効な闘いをひろげ裁判勝利につなぐことができるかなどが話し合われました。なおこの日、大阪を中心にして集めた「公正な判決を求める署名」を裁判官に提出しました。(京都支部・桐畑)

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