Home > 京都・大阪 > | 京都大江山訴訟 > | 強制連行訴訟 > 京都支部の報告

京都支部の報告

 3月の結審から半年、私たちの取り組みは一審に比べて極めて弱かった。地裁段階での署名は2万筆を越え、4回にわたり京都地裁への要請行動が行なわれたが、今回は3回、2千余筆と少なく、この点について支部として反省している。ともあれ9月27日の判決はひどかった。まったく明文規定もない「国家無答責」を他国の国民に対しての拉致犯罪にまで適用した恥ずべき、歴史に無知な「法痴」の露呈であった。弁護団の声明でも厳しく批判されたのは言うまでもない。(全国弁護団と京都弁護団の声明は『すおぺい支部版』に記載。なお会員からの批判意見も支部版10・11・12月号に連載)
 9月27日には大阪での報告集会、京都での報告集会が行われ、法廷傍聴に参加した人も参加できなかった人も集まって、熱心に報告を聞き、康健弁護士からは、判決への怒りの表明と直ちに最高裁への上告を準備し闘うという話がされた。

事件調査の出版(会員)や、強制連行フィールドワークと多彩な取組

 この間、大江山事件の地元での綿密な調査を続けてこられた和久田さんの『大江山――中国人拉致・強制労働の真実』が出版され、判決日を前に第一刷はすぐに売り切れとなった。支部では出版記念会を開き、新たな事実が明るみに出され、犯罪に加担した政府と企業への怒りを新たにした。(第二刷は10月末に発売した)
 強制連行の地を尋ね、学び、交流するためのフィールドワークは、すでに青森・秋田・山形・新潟・栃木・群馬と実施し、今年は10月7~9日に岡山県玉野市の三井玉野製錬所強制連行事件と愛媛県新居浜市の住友別子銅山に行って、地元の研究者、調査団体の方々のお世話になり、実りあるものになった。

中国人戦争被害者100人来日 何雲龍さんも10月29日来日した被害者と遺族の中には、大江山事件の原告で裁判の途中に亡くなった何万燦さんの遺児(訴訟承継人)である何雲龍さんが、父親の遺影を掲げて参加する姿もあった。支部からは事務局長が支援のために参加し、行動を共にした。

支部の第9回総会の準備、控訴審のまとめの出版準備が今の課題

 ブックレットは今までに裁判が始まって、No.1、No.2 と、闘いと支援の記録を出版してきたので、今回の控訴審でもたくさんの優れた歴史的な問題、法的な判断、新たに出されていた様々な書証を中心にNo.3 を準備する必要が、今課題とされている。
 また、この裁判の始まった98年に支部を結成し、第9回の総会を年末に迎えるための楽しい構想を企画している。
(文責・桐畑米蔵)

Home > 京都・大阪 > | 京都大江山訴訟 > | 強制連行訴訟 > 京都支部の報告

検索
解決へ向けた取り組み
おすすめ書籍

Return to page top