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遺棄毒ガス敦化被害事件、不当判決

  • Posted by: 中国人戦争被害者の要求を支える会事務局
  • 2012年4月18日 09:40
  • 事務局日誌

 4月16日、東京地裁は、遺棄毒ガス敦化被害事件について、原告の請求を棄却してしまいました。判決はひどいもので、被害事実を認めたものの、日本政府の責任をまったく認めませんでした。国の救済を咲きに決めていて、あとからこじつけをした、というものです。しかもこれまでの裁判で争点にもなっていなかった化学兵器禁止条約」を軸の論拠を展開しています。97年の化学兵器禁止条約以前は、遺棄した国に責任はない、という暴論です。国際法違反の毒ガスは捨ててきても責任はなかった、と言っているのです。そして、条約発効、日中覚え書きで、日本政府に義務が生じたが、敦化の事件の現場で毒ガス処理しなかったのは、不合理とはいえない、と論じています。①50年間、現場では事故がなかった、②中国政府からも場所を特定して、調査・処理の依頼はでていない、③もし調査するとしたら、周辺を立ち入り禁止にしなければならないから、住民に迷惑がかかる、などとも述べています。こんな論理がまかりとおるなら、今後得ガス被害がでても政府は知らん顔もということになります。原告は控訴を決意しています。政治解決への展望もひらきたいと思います。

 夜の報告集会では、劉浩さんのお父さんから国際電話がはいり「これまでの支援に感謝するとともに今後も支援をよろしく」というメッセージもいただきました。17日には国会で院内集会を開き、国会議員にも政治解決への協力を訴えました。

 この判決の全日、日曜日でしたが、731被害者遺族の王亦兵さんを招いての集会を東京ウィメンズプラザのホールで行いました。150人の参加で成功でした。この集会は731部隊資料センターとの共催で、浙江省・湖南省の細菌戦被害者の証言もあわせて、おこないました。中国からもこのほかに731陳列館の金成民館長、浙江省政治協商会議委員の王選さんなども登壇し、あいさつをしました。敦化の周くんも支援の要請をおこないました。

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