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第23回:哈日族

先日北京で哈日族のお嬢さんたちに会う機会があった。哈日族というのは、日本の文化が大好きな若い人たちのことだ。たぶん大部分は女性だと思う。日 本文化といっても、「わび、さび」とか「禅」などというような境地ではなく、要するにジャニーズ系や日本アニメや日本の最新ファッションが好きなのであ る。哈日族ということばは、始め台湾から生まれ、次第に大陸まで広まったようだ。この用語には、やや軽薄な感じがつきまとうので、彼女たちは自分が哈日族 と呼ばれることをあまり歓迎してはいない様子だった。

反日に対して、親日というと私のようなおじさんはすぐ汪精衛なんかを思い出して複雑な気持ちになるし、知日派というと政界の硬いイメージが連想される。対して哈日族というのはもっと軽いのりなのである。

女子大生の楊陽さんは、日本の漫画を読むうち日本に興味をおぼえ、日本アニメのVCDやDVDを見まくり、そのうち日本のテレビドラマや歌手が好きになっ たという。今は大学で日本語を勉強している。インターネットの中国語ジャニーズ・ファンサイトのなかに自分の部屋をもっていて常に情報を収集している(http://www.johnnyscastle.net/index.php)。正直に言って私はとても彼女たちの話しについて行けなかったのである。

彼女たちももちろん小泉前首相の靖国神社参拝には批判的である。ただし、「それは小泉さんの問題でしょ」。日本全体の問題ではないし、まして芸能界には関係ないというわけだ。国家と個人を相対化する新しい感覚の世代が中国に生まれてきている。

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